◆医療費の未払の実態◆
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病院で医療をうけても、患者様による支払いがなされずに医療費を回収することができないケースがクリニック様では多く見られます。
医療費のトラブルには様々あり、実際にお金がなく支払うことができなくなってしまっている場合、支払うことはできるにもかかわらず他のところで金銭を使いたいがために支払っていない場合、最初から滞納をするつもりである場合等患者様によって支払わない理由や態様は様々です。
特に美容医療等の自由診療では未成年者が美容施術を受けた後に支払主体となるはずであった未成年者の両親による支払拒否等、契約形態を原因としたトラブルが近年では多く発生しております。
医療費の回収はクリニック様ではもっとも重要ともいえる課題です。当所ではこのようなトラブルが発生した際の医療費の回収、未然の防止策、並びにトラブルになった際に回収をより確実にすることができるための対策についてご対応いたします。
◆未払医療費の回収方法◆
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医療費の未払いが生じた際には、まず、クリニック様名義にて請求書を送付することとなります。請求書の書式につきましては当所にて作成可能です。
しかし、実際に医療費が未払いになっている場合には請求書を送付したとしても患者様にてご対応いただけないケースがほとんどです。その場合には弁護士介入の上、以下の手続きをとることが考えられます。
- 内容証明郵便等、任意交渉による請求
弁護士名義にて相手方に支払いを促す文書の送付、電話による交渉等を行います。 - 少額訴訟、支払い督促、民事調停、民事訴訟、ADR
相手が任意の交渉による支払いに応じない際には、法的手続きを活用して相手に請求を行うことが考えられます。これらの手続きをとることにより、最終的には、強制執行(差押え)によって債権を回収することが考えられます。
未払い治療費には消滅時効があります。対応をせずにいると請求をすることができなくなる可能性がありますので早めに対応をすることがとても重要となります。
また、クリニック内での対応マニュアル・システムを作成することにより、そもそも未払いが生じる原因を法的解決、また、実際に上記①②の対応を確実行うための法的整備を施すことにより確実債権の回収を行うことができるようなシステム構築の対応もさせていただきます。